2022/01/20
ケレン作業とは?必要性と効果について
ケレン作業は、塗装に欠かせない重要な工程の1つです。
ケレン作業をおろそかにしてしまうと塗装の仕上がりや塗料の効果に差が出てしまいます。
今回は、塗装の前処理として、行うケレン作業の必要性や種類などをお伝えします。
ケレン作業とは?必要性と効果
ケレン作業とは、主に外壁や屋根の鉄部や木部などの塗り面についたサビや汚れ、古い塗膜を除去して塗り面をキレイに整える作業のことを言います。塗装を行う前の下地処理になります。
ケレン作業を行う必要性は、塗り面に汚れやサビ・古い塗膜があると塗料の密着が悪くなるため、新しく塗った塗料が剥がれたり塗り面が凸凹した仕上がりになってしまいます。
ケレン作業で塗り面をキレイに整えることで、塗料の密着性が上がり、仕上がりもキレイな見た目になります。それと塗料本来の効果も発揮できるので、ケレン作業は、塗装を長くキレイに保たせるためにとても必要な作業の1つと言えます。
ケレンの種類
ケレン作業は、作業の内容によって、1種ケレンから4種ケレンまであります。それぞれの作業方法やケレン作業で使用する道具をご紹介します。
■1種ケレン
腐食や汚れが非常に酷い場合に行われます。ブラスト法と呼ばれる方法で専用の機械を使用して、ケレン作業を行います。一般住宅で行われることはなく、橋など大きな構造物に行われます。
■2種ケレン
全体的にサビの範囲が広い場合にお行われます。専用の電気工具を使用して、ケレン作業を行います。主に鉄部のサビを落とします。手間と費用がかかります。
■3種ケレン
サビの範囲が狭い場合に行われます。手工具を使用して、ケレン作業を行います。主に一般住宅の外壁や屋根のサビや汚れを落とします。
■4種ケレン
汚れや傷がある場合に行われます。専用の紙やすりやスポンジを使用して、ケレン作業を行います。塗り面の凸凹を紙やすりなどを使って、手作業で行います。
ケレン作業のまとめ
ケレン作業は、塗装をする上で最も欠かせない重要な工程の1つです。
ケレン作業を行うことで、塗料の密着性が上がり、仕上がりもキレイな見た目になります。それと塗料本来の効果も発揮します。
建物のキレイな美観を長く保つためにも必要な作業なので、塗り替えなどの見積もりを取った際は、施工内容にケレン作業が含まれているのか確認しましょう。
明記してない場合は、見積もりを取った業者に確認しましょう。塗装をする際には、必ずケレン作業も一緒に行う塗装業者に施工を依頼することをおすすめします。